マスチック塗装とは、特殊な多孔質ローラー(マスチックローラー)を使い、厚くて弾性のある塗料を下塗りで一気に塗り重ねて、ひび割れに強く、ゆず肌のような質感に仕上げる外壁塗装工法です。吹き付けに比べ塗料の飛散が少なく、耐久性や防水性を高めたい場合に選ばれますが、厚塗りのため費用が高めになり、凹凸に汚れが溜まりやすいという特徴もあります。
特徴・メリット
- ひび割れ防止・耐久性向上: 厚い塗膜と弾性により、外壁の動きに追従しひび割れしにくく、建物の防水性・耐久性を高めます。
- 質感・デザイン性: ヘチマのようなローラーで「ゆず肌」や「波型」などの独特の凹凸模様を形成し、高級感のある仕上がりになります。
- 省力化・環境配慮: 吹き付け工法より塗料の飛散が少なく、居住空間(団地など)の改修にも適しています。
- 下地への密着性: モルタルやALCの外壁など、凹凸のある下地に適しており、下地への密着性が高いです。
デメリット・注意点
- 費用が高くなる: 厚塗りするため塗料の消費量が多く、通常の塗装よりコストが高くなります。
- 技術力が必要: 均一な模様と厚みを出すには、熟練した技術と専用のマスチックローラーが必要です。
- 汚れが溜まりやすい: 凹凸の多いデザインのため、ホコリやカビなどの汚れが溜まりやすい傾向があります。
- 耐用年数: 弾性塗料の種類によっては、通常の塗装より耐用年数が短くなるケースもあります(5〜7年程度)。
どんな時に選ばれる?
- 外壁のひび割れが目立つ、または再発しやすいモルタル・ALC外壁。
- デザイン性や高級感をプラスしたい場合。
- 吹き付け塗装が難しい環境(飛散防止)での改修。
マスチック塗装は、メリット・デメリットを理解した上で、外壁の状態や予算に合わせて検討することが重要です





